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不信〜彼女が嘘をつく理由 [舞台]

PARCO公演
『不信〜彼女が嘘をつく理由』観てきました。
久しぶりの三谷幸喜作品でした。

まず、PARCO公演なので、PARCO劇場だと思い込んでいた私と友人は、当日の昼に彼女が同僚に指摘されるまで気付かず、下手したら誰もいない劇場で待ち合わせ、慌てて渋谷から池袋まで移動して、頭の40分程を見逃してたかもしれません。

さてお芝居

嘘…。きっと誰もが人生の中でついてしまうもの。
今回の三谷幸喜が描く新作は「嘘」からはじまるサスペンス。

ひとつの小さな嘘が、さらなる嘘を引き起こす。
坂道を転がるように暴走を始めてしまう嘘。
その結末は、誰も予想できない。

狂言、虚言が巻き起こす悲喜劇。
人はなぜ、嘘をついてしまうのか。自分のため?ひとのため?それとも…。

これはコメディかサスペンスか、不条理劇か、不条理サスペンスコメディか?三谷幸喜の最新作!
(公式サイトより)

ステージがセンターステージなので360度ではありませんが、
前にも後ろにも観客がいることになりますね。
だけど前後というよりは左右から観てる感覚でしょうか。

優香さんの舞台は初めて見たのですが、よかったですよ。
キャラが合ってたのもあるかも。

終わった直後の感想は「こぇええええ」です。
サスペンスの怖さと言うよりも仮面夫婦の怖さって感じでしょうか。
30日までなのでネタバレありかな。
優香が浮気をしてるってのは割と劇中頭のほうで分かるんですが、
段田さんが浮気してるのは意外に分かりませんでした。


才原警部の終わらない明日 [舞台]

シス・カンパニー公演

脚本・演出 福田雄一
出演 堤 真一、小池栄子、勝地涼、清水富美加、鈴木浩介、上地春奈、池谷のぶえ、志賀廣太郎

観てきました。

内容は

ある夜・・・。 文部科学省の高官宅では新たな教育方針を決める密談が行われている。
するとそこに一本の電話。なんと娘を誘拐したというのだ。要求は現金5億円。しかも24時間以内に所定の場所に届けなければ、娘を殺すという。
急遽、インターポールから最も優秀な誘拐事件のプロフェッショナルが招集される。
その5人は通称サイバラズ5と呼ばれる一見、全く頼りにならない集団であり、それを率いるのが伝説の警部・才原章一郎だった。24時間という超短期決戦に挑む才原たち。
しかし、捜査に乗り出したその時、同時多発的に、別の家庭でも誘拐事件が起きていた。
犯人は同一犯なのか? それならば複数の誘拐を同時に仕掛けた犯人の狙いは何なのか?
堤真一がいくつものコント構成で演じる役柄の数々!
そこで明かされる驚くべき真実とは・・・。
(シス・カンパニー公式サイトより)

てな内容です。
そうよ、そうなの!エンターテインメントってのは、ただひたすら腹を抱えて笑えばいいのよぉ。
と言いたくなるような作品でした。

長~~~いコントを観てるような作品です。
堤さんの関西人の血を思いきり活かしたような内容です。

でもね~この脚本って、どれだけ関係各所にコンセンサスを取ってるのかしら。
勝地くんに“お前は今日からプロミスだ!”とか“前髪クネ男(見てないので分かりませんが)”とか
家政婦は見たとかパロッてる内容が多すぎですよ。
面白いけどね。

個人的によかったのは
上地春奈さん。

ピカンチでJの奥さんの役で出てたんだけど、本当に沖縄のてぃだみたいな女優さんで
笑顔がいいなぁ~って思ってたの。
まあ、別にそれから特に調べたりしなかったのですが、
今日、舞台で観て あれ??ピカンチの子だと思ってさすがに今日は検索しましたよ。
ホリプロ所属の女優さんで結構出てるのね。
コドモ警察なんて全部観てたけど全然気づかなかった。
ああいうキャラの人がにっこり笑いながら人をガンガン殺してく役とかやると怖いだろうなぁ。

とにかく楽しく笑って手をたたいて…そんな舞台が好きな人にはお勧めです。

私も年内はこれが最後の観劇だったのですが、これくらい楽しい内容でよかったです。

でも今年1番の私の中での舞台キャラは
スーパー歌舞伎Ⅱワンピースでの浅野和之さんのイワンコフです。
一度見たら夢にまで出てきそうな強烈なキャラでした。


さて、才原警部の終わらない明日

東京公演
世田谷パブリックシアター 12月28日まで
●チケットぴあ●ローソンチケット●イープラス●世田谷パブリックシアターチケットセンター 
【当日券】ありのようです。

大阪公演
シアター・ドラマシティにて2016年1月6日~1月11日
●チケットぴあ●ローソンチケット●イープラス●梅田芸術劇場

です。
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草枕 [舞台]

三軒茶屋シアタートラム『草枕』観てきました。

何度でも言います。段田さん、ファンです。声が好きです。
段田さんの舞台はよほどのことがない限り、足を運ばせていただきます。

さて、今回は
シス・カンパニー公演 日本文学シアターvol.2 【夏目漱石】です。

原作はもちろん夏目漱石




私は昔の文学作品は、電子書籍で読むことが多いのですが、
以外に文学ヲタクの弟曰く、こういう作品こそ紙の本で読め!とのお達しでした。

さて、この"日本文学シリーズ"第1弾は、太宰治の未完の絶筆「グッド・バイ」でした。
その際、8人の愛人を持つ大学教授を演じた段田さんが今回は画工を演じます。

ヒロイン那実は小泉今日子
そして浅野和之さん、一人何役もやってました。

原作で有名な
“智に働けば角が立つ。情に棹させば流される…”のフレーズに合せて、シーンを区切り物語は展開します。

旅に出た画工は途中でセメント風呂の噂を聞いて、とある旅館に泊まります。
そこで出会った那実という女性は自由民権運動家の娘で、3度の離婚をし、今は旅館を営んでいます。
そこには有名な政治家、文学者も泊まったとか。

那実に自分の絵を描いてほしいと頼まれる画工ですが、彼女には何かが足りません。
さて、その足りないものとは何なのか…



面白かったです。
この手の話は真面目1本でやられてしまうと、得てして眠くなってしまうのですが
浅野さんの役がいい感じに笑いを入れてくれるのでよかったです。

休憩なし。
7月4日(土)まで世田谷のシアタートラムで上演です。

残席があれば、公演日前日19時まで劇場チケットセンター(店頭&電話)と劇場オンラインチケットにて購入可能です。

当日券は開演の60分前より、シアタートラム入口左手のチケットボックスにて。先着順(1人2枚まで)で席がなくなりしだい、トラムシート(4,500円)。

お時間のある方はぜひ。
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『火のようにさみしい姉がいて』 ※ネタばれあり [舞台]

来た~~~!って感じでしたね。

いや~見応えのある作品でした。
何度もブログに書いてるとおり、私は蜷川演出が苦手です。

で?と思った作品、よくわからなかった作品は数多し。
なのに映画と歌舞伎はかなり感銘を受け…

唯一、『あゝ、荒野』が面白かったな…という程度。
世界の蜷川を受け入れるだけの器が私にはないようでございます。

が、清水邦夫さんの作品は大好き。
シス・カンパニー公演『楽屋』は面白く拝見させてもらいました。

そんなこんなで最初は観ようかどうかかなり迷った作品ではありました。
でも、大好きな清水作品
かつ大好きな段田さん、そして実力派の宮沢りえちゃんと大竹しのぶさんの一騎打ち。
観ないわけにはいかないでしょう。。。。

というわけで、金曜日の人ごみの渋谷に出かけたのでした。

あらすじは

開演を数分後に控えた、とある劇場の楽屋。化粧前の鏡の前で、主演俳優(段田安則)がセリフを返しながら出番を待っている。しかし、男の目は鏡の奥の別世界を見ているかのようだ。
そこに、男の妻(宮沢りえ)が入ってくる。精神的に疲れ切った男と妻の会話は、何やら現実と芝居の世界が混同し、どちらがどう合わせているのかはわからないほどだ。
仕事にも人生にも行き詰まった夫婦は "転地療養"と称し、20年ぶりに日本海に面した男の雪国の故郷に旅立った。
 到着後、実家に向かうバス停を尋ねるために立ち寄った理髪店には誰もいない・・・。
誰もいない理髪店の鏡の前で、男は誤って、鏡の前にあった髭剃り用のシャボンのカップを割ってしまう。
 次の瞬間、理髪店の女主人(大竹しのぶ)や、得体の知れぬ客たちが次々に現れて、本気なのか演技なのかわからないほどの脅迫的な言葉で2人を取り囲む。そうこうするうちに、どんどん男の過去に強引に入り込んできて・・・・。
鏡の前で、今、語られている男の過去は現実なのか、虚構なのか?
鏡に映された姿の何が本当で何がウソなのか・・・?
判然としなくなった妻は、真実を追求しようと敢然と立ち向かうのだが・・・・。
(シス・カンパニー公式サイトより)

戯曲が本にもなってます。
『清水邦夫全仕事 1958~1980』
なんですが、絶版です。ちなみにAmazonの中古で58,000円もします。
なので読みたい方は図書館などでどうぞ。
ちなみに先ほど書いた『楽屋』は文庫本あります。






最初から段田さん、キターッ!!って感じでした。

段田さん演じる「男」とりえちゃん演じる「その妻」
どっちが精神を病んで、どっちが支えてるのか…

この芝居は全篇を通して“どこまでが嘘で、どこからが真実か…”ってのがポイントなんです。
俳優同士の結婚は、どれが本当の自分が分からなくて、いつもどこか芝居してるってことなんですけど
実際もそうだったら大変でしょうね~~~
あ、ちょっと近親相姦的なにおいもします。

「男」の故郷でバス停を聞くために入った床屋で大竹さんが登場してからは
もう力と力のぶつかり合いですよ。
これ1本演じたら疲労困憊だろうなって感じ。

観ている私はどんどん引き込まれて時間をまったく感じさせませんでした。

個人的にはラストシーンでりえちゃんが段田さんに啖呵を切るシーンが好きですね。
“いや、そうでしょ。そう言いたくなるよね。だってりえちゃん上手だもん。
でもね、段田さんもかなり芸達者よ。”
と心の中でつぶやいてました。

二度観ることをお勧めしますが、決してお安くはないので(私も一度しか観れない)心して観ていただきたい!
下手すると出演者の勢いと力に圧倒され “わぁ~~~”って思ってるうちに終わってしまうかも。

私、今回初見なんですが、いろいろ資料を観ていたら蟹江敬三さんが「男」を演じた「火のようにさみしい姉がいて'96」を観たかったなぁ…と思います。
蟹江さんの演じる「男」…気になる…




来週の火曜日9月30日までBunkamuraシアターコクーンで上演中です。
当日券は全ステージ開演の1時間前から販売です。
お問い合わせはシス・カンパニー  TEL:03-5423-5906 (平日11:00~19:00)へ。

大阪公演もあります。
10月5日(日)~10月13日(月・祝) シアターBRAVA!にて。
チケットはまだあるのかな。ある場合は各種チケット販売サイトで取り扱いがあるかも。
こちらも当日券はあるようです。

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MIWA [舞台]

NODA・MAP 第18回公演
作・演出 野田秀樹 MIWA

よかったです。
まず何よりも 宮沢りえ演じる丸山臣吾そして美輪明宏がとても魅力的でした。
宮沢りえがよかったのもそうなんですが、それ以上に美輪明宏の持つ存在感でした。
劇中何度か使われてるだけの美輪明宏の歌声が、舞台上のMIWAの存在感がすごかったです。
しかも、実際の美輪さんはすっごくどっしりしてるのに、さすが野田演出だけあって全体的にテンションが高い。

忘れもしない去年の紅白歌合戦!
美輪明宏の歌う『ヨイトマケの歌』は曲を聴いてるというより、まるで1本のドラマを観てるようでした。
オペラに近いのかしら。でも前後のストーリーもない1曲の歌をあれだけドラマチックに歌いあげたのを観たのは初めてでした。
母への思い、そして母から家族への無償の愛
感動して泣けた。DVDに落として保存してあります。

話をもとに戻すと、私の恋愛対象は男性なのですが、MIWAを観てると“心の琴線に触れるならどっちでもいっか”って気になること。
そして男女の愛を超えた人間愛がこの人にはあるんだな…と思いました。

もともと美輪明宏にそれほど興味のなかった私は赤木圭一郎とのこととか今日初めて知ったし
三島由紀夫との交流など知らなかったし。
まだ生きてらっしゃるのに失礼だけど、伝記を読むかのようにもっと美輪明宏を知りたくなりました。

でね、読むならこれだって。




さっそく借りて読んでみよう。
しかも戯曲も発表になりました。月刊新潮11月号だそうです。買うかもしれない。


キャストの皆さん
瑛太さん、野田地図初参加だそうです。彼の舞台を観るのは初めてじゃないのですんなり入ってきました。一貫してMIWAが惚れる男役。
そして想像以上によかったのが井上真央ちゃん。いいね~舞台いけるかも。
古田新さんは安定してますからの安藤牛乳。もといアンドロギュノス。MIWAの根源ともいえる存在ですね。
ギリシャ神話に出てくるのかと思いきや考え方だそうですね。

見ごたえがあって人間MIWAの魅力に憑りつかれる野田地図『MIWA』
お勧めです。

11月24日まで東京芸術劇場プレイハウスで上演です。
が、やはり前売り券は完売。ですが全日当日券あり。公演開始の1時間前から先着順にて
詳細は公式サイトでご確認あれ

大阪公演 シアターBRAVA!
2013年11月28日(木)~12月1日(日)

北九州公演 北九州芸術劇場 大ホール
2013年12月6日(金)~12月8日(日)

です。同じく前売り券は完売だと思われます。

かもめ [舞台]

シスカンパニー公演  チェーホフ原作 かもめ

観てきました。

風邪を引いてたので薬の影響でちと眠くなったときもありましたが、
全体的に面白く観れました。

原作:アントン・チェーホフ
上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

ですね。

原作はこれです。




チェーホフだとこれ以外にも『ワーニャ叔父さん』も有名ですね。

台本・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチは名前こそ外国人のようですが、れっきとした日本人。なんと横浜映画学校出身でナイロン100℃の結成メンバーです。
私は彼が台本・演出を担当した「2人の夫とわたしの事情」という作品が大好きでした。

さて、話を本題に戻しますと、

帝政末期のロシア。ある湖畔にたたずむ小さな舞台から話はスタートです。
新しいタイプの演劇が必要だ!と志は立派だけどイマイチ実力があるのかないのか分からない青年トレープレフ(生田斗真)の舞台です。主演女優恋人のニーナ(蒼井優)。
観客は叔父さんと女優の母親アルカージナ(大竹しのぶ)、そして母の愛人で売れっ子小説家のトリゴーリン(野村萬斎)、そして医師のドールン、別荘の管理人家族などなど。

しっかし、カタカナの名前はニーナぐらいにとどめておいてほしいもんです。
最初は何がなんだか、こんがらがってました。

この時代の芝居ってどうしても哲学的になりがちです。
そういう意味では堅苦しくなりがちですが、見やすかったと思います。

大竹しのぶさん演じるアルカージナは大女優であり、息子よりも仕事や恋愛を選ぶタイプ。母性はほとんど感じられず…なんか大声で怒鳴ってるときは芝居のテンションが野田さんと似てた気がしました。

トレープレフの恋人ニーナは芝居が好きで女優になりたいというより、名声を欲しているのが前面に押し出されてましたね。
だから才能のあるトリゴーリンに惹かれていく。トリゴーリン自身に惹かれてるというより、彼の持ってる才能と名声に惹かれたような気がしました。
トリゴーリンも一時はニーナの若さに惹かれはしますが、結局はニーナを捨ててアルカージナの元に戻ってくる。
愛とは分からんものです。

愛する恋人と母を同じ男に奪われてしまうトレープレフ。悲しい人です。
心の闇がどんどん広がっていく。もう少しトレープレフの心の闇が描かれてたらよかったな。

東京公演は28日で終了しますが
10月4日~7日まで大阪公演があります。
当日券もありますので興味あるかたはぜひ。
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ドレッサー [舞台]

三谷幸喜演出。

ストーリー
第2次世界大戦下の英国。空襲が激しさを増す中、とあるシェイクスピア劇団の楽屋では、「サー」と呼ばれる老座長(橋爪功)が、折からの空襲と戦時下の心労で心神喪失気味・・・。
その上、戦時下にあっては、若い俳優もいなくなり、手持ちのコマはわずかな人数の厄介者揃い。
座長夫人(秋山菜津子)やベテラン舞台監督(銀粉蝶)は公演中止を主張するが、長年「サー」に献身的に仕えてきた付き人・ノーマン(大泉洋)は、今夜の演目『リア王』を何とか開幕させようと、甲斐甲斐しく「サー」の世話をやきながら、叱咤したり、なだめたり、激励したり、と奮闘努力を惜しまない。
果たして、今夜の舞台の幕は上がるのだろうか?!ノーマンは「サー」を舞台に送り出せるのか?!(公式サイトより)

どう?ご覧になった方どうでした?
演劇人なら誰もが憧れる戯曲とか、クライマックスのシーンは最高!とか書いてあるけど、私はイマイチでした。
出演者は皆お上手ですし、ところどころ面白くて笑えるんですが…

前に三谷さんの映画「ステキな金縛り」を観たときも思ったんですが、ところどころの点は面白いんですが、ストーリー全体を線で観ると、イマイチ面白くない。
ラストシーンとか良くも悪くも大泉洋。
普段、三谷さんが自分で書く芝居のテンポとこの作品のテンポが合わないですかね。
これだけのキャストでこの戯曲ならもうちょっと面白くなると思ったんですがね。

残念。
以前やった渡辺哲さんと小宮さんのバージョンが観たかった気がします。

Venus in fur ヴィーナス・イン・ファ― [舞台]

観てきました。

1階席後方ですが、ど真ん中。めっちゃいい席でした。
どうも吾郎の舞台は座席の相性が良くて、『象』を観に行ったときは最前列の目の前で、息遣いが聞こえるほどで、こっちが照れちゃうほどでした。

私は稲垣吾郎の舞台が大好きで、たぶん全部に近いほど見てると思います。
前回のミュージカルも歌だからどうかな~と思ったら、予想を覆し面白かったです。
「十三人の刺客」から悪役もできるし、いい俳優になったわ。

吾郎の話はさておき、

VENUS IN FUR
ブロードウェイ・ミュージカル『CHICAGO』の演出家、ウォルター・ボビーの衝撃の2人芝居、豪華キャストで上演!“マゾヒズム”はここから始まった!!

と、TBSのサイトには書いてありましたよ。
原作はこれ




といっても、このお話をもとにデヴィッド・アイヴスが脚本を書いたもので、ブロードウェイ作品ですね。
シカゴの演出ウォルター・ボビーはあくまでもアメリカ版の演出で日本版はロス・エヴァンズです。

でも観て納得。『CHICAGO』っぽい。

あらすじは
嵐の午後。ガランとしたスタジオで、劇作・演出家のトーマス(稲垣吾郎)が電話で婚約者に愚痴をこぼしている。マゾッホの「毛皮を着たヴィーナス」を翻案した自作戯曲の主演女優オーディションが完全に期待外れの結果に終わったのだ。そこへ、劇中のヒロインと同じ名前の女優ヴァンダ(中越典子)が駆け込んできた。がさつで無遠慮なヴァンダは劇中人物とは正反対だったが、成り行きで彼女のオーディションをすることになる。戯曲の主人公は、美貌の貴婦人に惹かれて彼女の奴隷となる契約を結び、倒錯した愛の虜となる青年ゼヴェーリン。オーディションが進むにつれ、現実と虚構、演じ手の役柄の境界がぼやけていき、いつしか2 人の関係は——。(公式サイトより)

とにかく2人がすごい。時間にして1時間50分ですが、稲垣吾郎は舞台にでずっぱり。中越典子も始まって5分か10分そこらで出てきて以来でずっぱり。
2人しかいないから当然っちゃ当然ですけど。
セリフの量もすごいから。

吾郎さんはトーマスの劇中のゼヴェーリン。中越さんは同じ名前だけど2人のヴァンダ
この演じ分けが上手だったので、混乱することもなく観れました。
中越さんは声も話し方も、まったく違いましたね。

自分のイメージどおりに演じてくれる女優に出会った演出家って、あんな感じなんですかね
気持ちが高揚していくのが、よく分かりました。

やっぱり見どころは、現実と劇中の境界線が徐々に崩壊していくところでしょうか。
もちろん主従の関係もそうなんですが、最初のころは「演技力と同時に、自分の演出どおりに動いてくれるかを観るテストなんだよ!」とか言ってたトーマスが、ヴァンダの指示どおりに動いてたり
女優として演じる気持ちを聞いていたヴァンダが、徐々に演出に口を出してくるようになる。
支配と服従の関係が進んでいくと、本来の仕事の力関係も入れ替わってくる。
のめり込むってこういうことですかね。

何人もの人がブログに書いてましたが、私も結局「ヴァンダって何者だったの?」と最後に思いました。
分からなかった。
しかも、最後に中越さんが叫んだセリフが聞き取れず、何を意味してるのか分からなかった。
吾郎さんは「アフロディーテ」なんたらかんたらだったんですけどね。

最近、ドラマにしても映画にしても舞台にしても、完全なオチを見てる側は求めがちですが、
その辺がうやむうやで「あれは一体誰だったんだろう…」って考えるのも、昔は多々あったし、そのほうが余韻を楽しめる場合がありますから、いいとしましょう。(単に私が分からないだけかも)
きれいにオチを示されると、自分の思惑と外れるとガッカリしますからね。

東京公演は明日で千秋楽ですが
今月末は大阪でも公演が行われます。
まだ若干チケットはあるようなので、観てみてください
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ホロヴィッツとの対話 [舞台]

PARCO劇場 40周年企画第一弾『ホロヴィッツとの対話』 作・演出 三谷幸喜

観てきました。
28年ぶりにPARCOの舞台に立つ渡辺謙
この人の舞台も初めてですが、考えてみたら彼女自体初舞台ですね。和久井映見
そして大好きな段田安則
この人も大好きな舞台女優さんです。意外なことに三谷作品デビューの高泉淳子

出演者はこの4人に加え、ピアノの演奏者 荻野清子

神に選ばれた天才と神に雇われた職人

グレン・グールド、ルービンシュタイン、ルドルフ・ゼルキン・・・・・、スタインウェイ・アンド・サンズの専属調律師として20世紀のピアノの巨匠たちの演奏を支え続けたフランツ・モア(渡辺謙)。この物語は彼が支えたピアニストの一人、20世紀のピアノの巨匠、ウラディミール・ホロヴィッツ(段田安則)との、ある一夜の会話を中心に展開します。(公式サイトより)


三谷幸喜による海外芸術家シリーズの新作だそうです。2007年の「コンフィダント・絆」は日本にいなかったので観ておらず、2011年の「国民の映画」は最高に面白かったです。今回、舞台を観終わったあとに、少し『国民の映画』に似てるなぁ…と思ったのは同じシリーズだからなんですね。
芸術が持つ力。笑いの中に切なさが光る舞台でした。

渡辺謙さんの舞台を観るのは初めてだったので期待半分、不安半分でしたが、ものすごくよかったです。
気負ったオーバーアクションの演技でもなく、自然でセリフが心に入ってきやすい話し方でした。
一見、物腰が柔らかで事なかれ主義に見えて、その悟ったような振る舞いが鼻につく人もいるかもしれません。
実際にホロヴィッツの妻ワンダ(高泉淳子)のセリフにもありました。
ですが、彼にはそうなるべくしてなった背景があるのです。舞台の後半でそれを語る謙さんの芝居はとてもよかったです。

そんな調律師の妻エリザベスを演じるのが和久井映見。最初に登場した時はちょっと演技がオーバーに見えて笑ってしまったのですが、この役にはこの演技なんだな…とあとで納得。
神経質だと噂のホロヴィッツが家に来るだけで、いろんなことを考えててんやわんやの彼女が、最後のほうでキレたときにはフランツのセリフどおり“むしろよくここまで我慢した”でしたね。
夫のためにと頑張り、少し行き過ぎてしまう天然ぶりがよかったです。

そして有名なピアニスト ホロヴィッツ。神経質って設定なんですが、もう笑って笑って…
何なんでしょう、段田さんのあの「間」なんですかね。
歩き方といい段田さんがもう神経質なホロヴィッツにしか見えませんでした。
最後の感謝を表すシーンではたぶん、この舞台の中で一番客席が大爆笑していた場面です。

ホロヴィッツの妻ワンダ。ホロヴィッツをうまく手のひらの上で転がしてるように見えます。
最初のうちはわがままで神経質なホロヴィッツをうまくコントロールしてるかのように見えるのですが、お酒が入り、話題がフランツとエリザベスの子供のことに及ぶと豹変します。
そしてホロヴィッツとワンダの悲しい経験が明らかになっていくのです。

130分休みなしの公演ですが、あっという間でした。
4人の力がぶつかり合ういい作品でした。

段田さん、やっぱり素敵です!
ぜひ多くの方に観ていただきたいのですが、たぶん前売り券は完売かと思われます。
当日券の発売がぴあであるようですので、興味のある方はぜひ。

チケットぴあ 当日券予約専用ダイヤル
0570-02-9997

ご希望公演日の当日 朝10:00~昼12:00まで受付
プリペイド式の携帯電話、PHS、CATV接続電話、IP電話はご利用になれません。
○ 当日券は上記の時間に電話予約してください。当日券販売整理番号をご案内いたします。ご予約いただけた場合、開演1時間前までにご来場いただき、整理番号順にお並び下さい。整理番号順に開演1時間前より入場券を販売いたします。

ちなみに3月13日~31日は大阪公演で、そちらはまだチケットがあるようです。
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NODA・MAP エッグ [舞台]

間もなく千秋楽ですが、NODA・MAPのエッグを観てきました。

とりあえず、
妻夫木がカッコいい。昔から好きな顔なんです。
そして福岡生まれの横浜育ち、そして高校の学区が一緒というだけで親近感がわきます。

そして仲村トオルに肉体美!あの年齢であの筋肉はどこからくるんだ!ぐらいの勢いでした。

この2つだけで十分観た価値はありました。

場内は簡易座席も含めて満員。リニューアルした東京芸術劇場!

とはいっても、悲しいお話です。
いつも犠牲になるのは弱者なのです。

権力者にカネは集まる。カネが集まれば何でもできる。
そして彼らがゴミのように軽々しく使い捨てるのが、弱者なのです。

田舎から医者になる夢を抱いて満州に渡ってきた若者はつかの間の夢を見て、
最終的には利用して殺されます。
HEROになり手に入れたと思っていたのものが、手のひらからすり抜けていく哀しみ。
自分を愛していない妻。

せめてもの救いは最後には妻が傍らにいてくれたことでしょうか。

妻夫木は明らかに「悪人」を境に一皮むけたと思います
この悪人コンビの芝居はよかったです。

結局エッグがどんなスポーツかは分からなかったけど
野田秀樹の舞台は頭で考えるよりも五感で感じるものだと思います。

野田作品にしては珍しく最後に野田さんの語りがあるのも新鮮でした。

また次の作品が楽しみだなぁ。
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