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ソロモンの偽証 全3巻 やっと読み終わったよ  [レビュー]

かなり前ですが、読み終わりました。

いや~長かった。何せ700ページ前後ある本が3冊ですから。





まずは1部から。
正直、私は1部は読むのがつらかったです。
なぜかというと主要登場人物がすべて自分勝手な正義感で行動してるように見えるからです。
マスコミは自分たちがまるで正義のヒーローにでもなったかのように学校を追求し、あたかも自分たちが審判をくだすかのようにコメントを述べる。
もちろんマスコミだけでなく、いろんな人の思惑が入り乱れ、事件は複雑な様相を呈してきます。
言ってみれば長い導入部分とでもいいましょうか。
でも、これがなければ後半はまったく成り立ちません。
私は最後まで読み終わった後に、また最初から読み直したいと思ったほどでした。
でも、本を貸してる友人が私と同じループにハマり、なかなか先に進んでいないので先のことになりそうです。





そして2部。悪い言い方をするとワクワクする展開ですね。決して内容が面白いわけではないので表現としては間違ってるかもしれませんが、見えるような見えない真実にもどかしさを感じながら先が楽しみになってくるわけです。
大人たちに情報を操作され、自分たちがかかわることなのに真実が見えない。
自分たちが真相を暴こうと決心した中学生たちの裁判のための準備が始まります。
いろんなものが見えてきます。





そして3部。最近涙もろくなったんでしょうかね。
涙なくしては読めなかったです。
宮部みゆきさんのすごいところは、文章に力があることです。
まるでイジメや人を殺すときの狂気や、冤罪が起こる過程をまるで見て、経験して知ってるかのような文章です。
きっといじめる人はこんな感じなんだろうな、いじめられる人はこれほどまでに心が悲鳴をあげてるんだな。
前にも書きましたけど、「模倣犯」を読んだときに享楽殺人をする人の心理がちょっと分かった気になった…そんな目に見えない力です。

自分の目に見えるものだけが真実とは限らない。
自分が正しいと思ってることが、必ずしも正義とは限らない。

あらためて考えさせられる作品でした。
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神様のカルテ3 からの愚痴 [レビュー]

やっと読み終わりましたよ。

おせぇ~よ!と思われる方、たくさんいらっしゃると思いますが、
私、読書は移動時間にすることが多いんです。
で、この涙なくしては読めない話をどうやって読み進めていけばいいのか…
今回も大変でした。

以前『神様のカルテ2』について書きました。http://kasuchan.blog.so-net.ne.jp/2010-12-02

あれから少しは変わったのでしょうか…

私が生まれて初めてあこがれた職業は医者でした。
次はジャーナリストになりたかった。
まあ、頭がついていかなかったり、現実を知っていくうちに
作り物で人に感情を喚起させる仕事をしよう!と思い広告代理店に就職しました。
それから代理でなく製作がしたい!とドラマの制作会社に移り、ドラマを作ってました。
そして今、ドラマの翻訳をしています。どんなセリフなら胸に響くか…毎日それとの戦いです。

今、私の憧れていた職業がことごとく崩壊しつつあります。
とても悲しいことです。医師は自分のミスを認めず患者に真摯に向き合えず、
報道は正義の意味をはき違え、真実を伝えるという本来の意味を忘れつつあります。

『神様のカルテ3』



新しい登場人物である小幡先生。カッコいいです。自分の過去のミスを真摯に受けとめ全身全霊で過去と闘っています。
医師とはどうあるべきか…

本篇の主人公・一止が刺激を受けないはずがない。
経験や得手不得手の差はあっても、最終的に目指していることは患者を助けることだからです。

正直、町の病院では小幡先生よりも一止のような医師のほうがウケがいいと思います。
この辺の見極めがなかなか難しい。

実は先日、眼科に行きました。
現代の文明の進化に伴い、診察はすべてネットで事前予約。それに症状などを細かく書くシステムです。
私はある病名を疑っていると書いて予約を取り診察を受けました。
前に一度行ったことのある病院でしたがその日は院長ではなく、どこかの大学から来た医師でした。

そして診察室に入って開口一番
「これは眼科では治療できませんね」
「で、一体これをどうしたいんですか?」
あまりに冷たい言い放ちようで正直びっくりしました。
「でもネットで調べたら眼科で治療してもらったと書いてある人が多かったもので」
と恐る恐る答えると
「僕は普段は大学病院に勤めているんですが、これを眼科で治療したケースはありませんね」
と一刀両断です。

この辺から呆れつつ会話を続けましたが、どうにも会話がかみ合わない
それで最後に
「これって○○じゃないんですか?」と問うと
「違います。これは形成外科に行ってください」
と言われ、2つばかり頼んでもいない検査をして1500円も取られて終わりました。

私が聞くまで、私が考えている病気ではないと否定の言葉は一度もありませんでした。
大学病院の先生ってのは、そんなに偉いものなのでしょうか。
こちらの話に耳も傾けないなら、なぜ予約のときに症状を書かせたりするのでしょうか。
この先生は私の状態を見てすぐに私の考えてる病気じゃないと分かったのに、なぜそれを告げないのでしょうか。

私は病院を出てすぐに診察券をトイレごみ箱に捨てました。
二度とあの病院には行かないと思います。

同じビルに内科が入ってます。逆流性食道炎でその病院に行ったときに、先生はちょっとビビってる私に言いました。
「大丈夫ですよ。逆流性食道炎は必ず治りますから」
当たり前のことを口にしただけかもしれません。時間はかかりますが、きちんと治療すれば治りますから。
でも、どれだけ安心したことか。幸い私は軽かったので今は症状も治まって薬もやめています。

病は気から…と言います。安心感を与えることも医師の役割だと思います。
一止のように優しく人間性でもいい、小幡先生のように自信に満ちた態度からくるものでもいい。
「医者は総合力」なのです。

今は亡き古狐先生と、大狸先生が目指した24時間見てもらえる街の病院の明かりが消えないよう祈ります。
本庄病院のような病院が1つでも多くできることを願ってやみません。

2のときにも書きました。
医師も人間です、神ではない。患者も人間です。
結局は人間対人間のことなのです。

時計じかけのオレンジ 東京公演千秋楽 [レビュー]

レビューって評論って意味だけど、そんな大層なものじゃないと今さら気づく。
感想ってことで。

さて、久々に舞台に登場、小栗旬の「時計じかけのオレンジ
千秋楽というだけあって、芸能人さんいらっしゃい!になってました。

私が一番ステキだと思ったのは綾野くん。
独特の雰囲気があってステキでした。

まぁ、そんなことはどうでもいいですが、

時計じかけのオレンジ。
かの有名なスタンレー・キューブリックの作品です。


時計じかけのオレンジ [DVD]

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なんと私、この名作をいまだかつて観たことがありません。
もちろん内容は知っておりますが、なんとなく恐ろしくて観られなかったというのが理由です。

そんな「時計じかけのオレンジ」を小栗旬がやるというので観ないわけにはいかない。
早々にチケットを手配して千秋楽まで待っておりました。

絶対に小栗旬って狂気のあるやな奴だと思うんです。
本人がそうってわけじゃないけど、そういう一面を持ってると思うんです。
だから、逆にそれを抑えていられるってことがすごく立派なことだと思うんですよね~

私は以前TBSで放送した「スマイル」の林役を見た時に、本当に凍りそうになりましたよ。
「人殺しのビ~トちゃん」って彼が言った瞬間、怖いと心から思いました。

実は悪役ってそんなにむずかしくないと思うんです。
だって悪の部分は誰でも持ってるものだから。

だけど、狂気はすごく難しい。小栗くんはすごいな~と思いました。

さて、話を舞台に戻しますと
アレンジはしてありますが、根本は原作にそっています。
映画ではカットされたと言われている(小説でもだっけ?)ラストシーンも描かれていました。

だけどさ、あれだけひどいことをしておいて、“若気の至り”で済ますのはありえないな。

それでもバランスのよい舞台だったと思います。
小栗くんが製作発表で言ってたように、決して後味のいい芝居ではありません。
上演中、ひたすら小栗旬の狂気におびえていた気が…

そして武田真治さん。大好きな俳優さんの1人です。
今でもNAIGHT HEADを初めて見た時の衝撃は忘れません。

ムロツヨシさんも相変わらずでしたし、吉田さんも存在感抜群でした。

原作をまったく知らない人はちょっと理解するのに時間がかかるかもですが、
慣れてきたら、“若気の至り”と権力による暴力を辛辣に描いている内容を楽しめると思います

神様のカルテ2 [レビュー]

なぜでしょうかね~

1もそうでしたけど、もう電車の中だろうとなんだろうと所構わず涙が流れますよ。

やはり生死にきちんと向かい合っている人のつむぎだす言葉は重みがあるんでしょうかね。


神様のカルテ 2

神様のカルテ 2




古狐先生の大狸先生とは真逆で、それでいて医療にかける想いに胸を打たれます。
そしてそれと同じぐらいに先生たちを支える妻に頭がさがる思いです。

いつからでしょうか、先生と呼ばれるいわゆる聖職が、就職活動の一環となり
告訴とか、クレームが怖くて相手の出方が伺い、サービス業となってしまったのは…

もちろん、生死にかかわらない耳鼻科とか眼科が人気があると聞いたことがあります。
医療の問題は難しい。
結局は人として先生と対峙することができないから、どうしても条件で見てしまうのかもしれない。
だけど、先生は患者さんときちんと正面から向き合いたくても劣悪な労働環境がそうさせないのかもしれない。

だけど、「医師の話ではない、人間の話をしているのだ」
まさにその通りだ。
なかなか、現在の医療問題を根底から改善するのは難しいかもしれない。
この本に書かれているほどドラマチックなものでもないと思う。
けれど、こういう本を読んで、医師と患者が互いのことを考えるきっかけにはなると思う。
先生も人間だ。神ではない。
そして、患者も人間だ。

結局は人間対人間のことなのである。

夢の裂け目 [レビュー]

故井上ひさしさん原作の舞台化
「夢の裂け目」を見に行ってきました。

舞台は戦後の日本、庶民の目からみた東京裁判をコメディータッチで描いた作品です。
東京裁判3部作の1本目となる作品です。

歌あり、踊りあり、笑いありの「井上ワールド」堪能して来ました。

原作は

夢の裂け目

夢の裂け目




です。

主演の角野卓造さん演じる紙芝居を生業としている岡村天声は、かの有名な東京裁判に検察側の証人として証言台に立つことになります。
庶民の生活と庶民の目から見た「東京裁判」、また違う角度から描かれています。

演劇だと思っていったら(予習しなさすぎ)、実は歌あり踊りありでびっくりしました。

戦争が終わって、さまざまな形で人生が変わってしまった人々が、紙芝居の元締めのところにあつまってきます。
復員兵、映写技師、元芸者、闇市で生活するもとインテリ。

私的にはインテリの存在がこの芝居の庶民との価値観の差が出ていて楽しかったです。
理想論を熱く語る彼と、そんなことより日々を一生懸命生きて小さな喜びを見出すことに幸せを感じる庶民。

わが家の歴史をみたばかりだからでしょうか。特にドラマチックでもない、平凡なそれでいて温かい幸せはなにかなぁと考えさせられました。

本当はこの作品だけを見るつもりでしたが、他の作品も見たくなりました。

読書三昧でした [レビュー]

本当に読みまくってました


春風ぞ吹く―代書屋五郎太参る (新潮文庫)

春風ぞ吹く―代書屋五郎太参る (新潮文庫)




好きな女性との結婚の条件が御番入りを果たすこと。
小普請組みの村椿五郎太は必死で学問に励みます。

なんかね~泣けるんですよ。若い者が、必死に生きていく姿とその夢がかなって流す涙は、とても美しいものです。
もともと宇佐江さんの作品は好きなので、ほろっとさせられました。


アイスクリン強し

アイスクリン強し

  • 作者: 畠中 恵
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/10/21
  • メディア: 単行本



「しゃばけ」シリーズで有名は畠中恵さんの作品です。
上の本に比べればもう少し近代の、そして軽い感じの作品です。短い時間でさらっと読めるのではないでしょうか。


光の帝国―常野物語 (集英社文庫)

光の帝国―常野物語 (集英社文庫)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2000/09
  • メディア: 文庫



蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫)

蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫)

  • 作者: 恩田 陸
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/05/20
  • メディア: 文庫



常野シリーズです。
私、恩田陸さんが女性だったってはじめて知りました。
このシリーズ泣けますよ。
前に別のブログで書いたかもしれませんが、私、抗うことの出来ない運命に翻弄されながらも、自分をしっかりと見つめ、生きていく人たちの話にめちゃくちゃ弱いんですよ。
自分にはない人間の強さみたいなものを感じてしまうのです。

すべてを理論的に説明するだけの人間なんてつまらない。
特に男はね

シアタートラム『楽屋』 [レビュー]

生瀬さん演出、清水邦夫さん原作の「楽屋」






キャストは渡辺えり、小泉今日子、村岡希美、蒼井優の4人のみ
渡辺えりと小泉今日子は数秒を除いて出ずっぱりでした。

おもしろかった。
正直、段田さんの演出よりも好きかも。

私が小泉今日子の舞台をはじめて見たのは地球ゴージャスだったんですが、その時よりも全然うまくなっていました。

そして蒼井優ちゃんのかわいいこと!
最近私がべたぼれの新垣ちゃんには敵いませんが、かわいかったです。

渡辺えりと村岡希美がうまいのは周知の事実ですからね!

実は私、だんだんカンが鈍ってきているせいか、渡辺えりと小泉今日子がお化けだってずっとわかりませんでした。
一緒に行った姉ちゃんはすぐに分かったと言っておりやした。
いかんなぁ~

無事、これ名馬 [レビュー]


無事、これ名馬 (新潮文庫)

無事、これ名馬 (新潮文庫)




結構 時代物好きなんです。
宮部みゆきも時代物のほうが好きです。

でも、この宇江佐真理さんもなかなかいいです。
下町の中に人情ありって感じで、下町の雑踏の中での賑わいとおせっかいの中にもほろっとする物語を書いてくれます。
私は髪結い伊佐次シリーズで初めて彼女の作品を読みました。

全部が全部、終わりよければすべてよしの帳尻合わせの内容ではないところが好きですね。
この本にしても、火消しの吉蔵親分は娘 お栄を好きな人と添わせてやれなかったことを心の片隅でずっと後悔しています。そしてお栄も初恋の人金次郎を忘れられずにいる。
もちろん、そんなきれいな恋物語じゃないところがまたいいです。
当然、お互いにすでに結婚した身、自分たちが悲劇のヒロインになっている裏でそれを妬んでいる家族の姿もきちんと描いていました。

そんな吉蔵親分と親分に男の道を教えて欲しいと訪ねてきた武家の息子 太郎左衛門との不思議な友情ともいえるつながりを軸に物語りは展開していきます。

最後のほうではほろっとさせられるいい作品でした。

鴨川ホルモー [レビュー]

映画館で予告を見てからずっと観たかったんだよね~


鴨川ホルモー (角川文庫)

鴨川ホルモー (角川文庫)





私は原作も全然読んでないんだけど、とにかくあのかわいいオニに魅せられて観たいと思っていたんでやんす。

そして、いや~面白かったよ
たぶんあれぐらいの年齢で優柔不断の男の役をやらせたら、山田孝之はピカイチだね。

私が彼を初めて見たのは「ちゅらさん」なんだけど、うまくなってるよねぇ。

京都と式神の組み合わせがよくない?
また京大とか実際にやってそうだもんね。

そしてあのオニ語で命令を出すときのフリがパパイヤ鈴木の振り付けってのもいいね。

まだ観ていない方、お勧めです。
映画エンターテインメント、楽しい映画が好きって方にはもってこいだよん。

嵐まきおこってんじゃないのぉ~ [レビュー]

AAAのDVDを観ましたよ。

実は私は国立の初日に観にいってるんですが、当時はそれほど嵐ファンではなかったため、
個人的に好きなニノと相葉ちゃんをフィーチャーするぐらい。

SMAPの時は本当に国立のコンサートが観たくて気合を入れていったので、
どれだけ人が多かろうと、どれだけ本人たちが小さく見えようと、全然気になりませんでした。

が、この時はあまりの嵐のファンの多さに正直、うざい!と思ったほどの人ごみでした。
気合の入り方で同じ状況でも感じ方が違うんだな~と思ったもんでした。

でも、このDVDおもしろかったです。
もっと楽しめばよかったな~と今更ながらに後悔しています。

実は私がコンサートを観にいった時に、私の2列前にいた女の子の二人組みが
嵐のフリを完全にマスターしていたのですよ。
しかも、めっちゃうまいんですよ。
正直、コンサートの途中は彼女たちにかなり目を奪われていました。

今年は10周年の嵐!
さらなる活躍を期待します。





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